ABOUT BENEFICO
BENEFICO ベネフィコ
matarri マタリ
matarにはポルトガル語で殺意を意味しますが、その反面、「しぼます」「しおれさせる」「光沢を消す」などの意味合いがあります。また、ヒンディー語では「グリンピース」を意味します。
このようにグリンピースのような丸みを出し、シワがある形状を意識し、イタリアから輸入のタンニン鞣し染料仕上げのショルダー革を贅沢に使用し、縫製後にハードウォッシュしたりと、味のある物作りをしています。
ドッグシリーズ
matarriブランドではDOGシリーズとして首輪やリード等を展開。
そこで注目しておりますのが、発がん性のあるクロム(無水クロム酸を酸に溶かしたもので、三価クロムと六価クロム)です。
共に国内では、劇物及び特定科学物質に指定されており、人体に入ると有害である事です。
日本の革では色落ち防止剤として、このクロム材を鞣す際に使用している事が多いそうです。六価クロムは水に溶ける水溶性で土壌汚染に影響があるという事で、現在は三価クロムを使用している事が多くありますが、この三価クロムは水に溶けませんので、人体に吸収されても、排泄物として体外に出ていくこととなります。
ですが、これは人間の話で常に革を身体に当てている事はまずありません。
愛犬の場合はどうでしょうか?
いくら安全という三価クロムでも、ずっと首に当てている場合はどうでしょうか?
BENEFICOでは、このクロム材が含まれていないイタリア製のフルタンニン仕上げの革を使用し、
金具にも注意し、なるべくクロムを使用しないような仕様にしております。その為、金具は変色しやすくなっております。
真鍮ですと強度が弱く、日々使用していく上で割れてしまう場合がありますので、強度のある素材に変更しております。
中川 玲
REI NAKAGAWA
-Profile-
東京モード学園卒業後、東京都渋谷区の革製品会社にて10年間、革小物デザイナーとして活動。当時勤務していた革製品会社で、日本では最初にイタリアから輸入した、
イタリアンバケッタレザーを知る。
その後、20年近くイタリアンバケッタレザーをメインにアイテムを展開。
独立後もアイテム構成はほとんど変わらず、8年前に湘南鎌倉から宮崎へ移住し、宮崎で株式会社ベネフィコとして起業。
取り扱いレザーについて
■ 皮革の誕生〜タンニン鞣しとは
“なめす”とは、皮が腐敗しないよう施す加工のことを言います。
そして「皮」は”なめし”によって「革」に変わります。
その起源は人類誕生とともにあるらしく、肉を食する際に肉を火であぶり、
その煙で自然に皮がなめされたのがルーツだといいます。
そしてその後、人類は植物の色染で皮を染色するうち、それに含まれるタンニン(渋)によって
自然に皮がなめされるのを知ったそうです。それがタンニン鞣しの発祥です。
■「バケッタレザー」とは
バケッタ製法という伝統的ななめしを施したエイジングレザーです。
バケッタ製法とは、古くからイタリア北部のサンタクローチェ地方に伝わるベジタブルタンニン
鞣し(なめし)の事で、自然な樹木の皮や実などでできあがるタンニンを昔ながらのピット鞣しを施し手作業で作っています。
現在は時間や手間がかかる為、バケッタレザーを生産するタンナーは大変少なく、
希少性が非常に高いです。
革の繊維の中までオイルが浸透しており、使うほど艶が増し美しく味わい深い表情へと変化していきます。
■お取り扱いについて
BENEFICOの革はタンニン鞣しを基本としています。
タンニン鞣しは植物の渋を使い、革の毛穴をつぶさず、自然の革本来の風合いを大切にして革そのものが呼吸している状態の為、使用すればするほど光沢が増し手に馴染んできます。
①革本来に油を多く含ませています。(多脂革)
②革の染色も植物性染料を使用し、革本来の持ち味を大切にしています。
その為、革の色について色止め加工をしていません。
雨や汗などにより衣服に色が付着する場合がありますので、お取扱にはご注意下さい。
財布内に長期保管されます紙類などへの色移りにも十分御注意下さい。
■ 革の種類
BENEFICO独自のオイル配合により絶妙なオリジナル色に仕上げております。
大きく分けて種類は4種類の革があります。
革の名称もBENEFICOオリジナルとなります。
ファスナーデザイン変更のお知らせ
LAMPOファスナー
メンテナンス修理分は確保しておりますので、修理承りの際にお客様へLampoファスナー、又はYKKファスナーへ変更の確認させて頂く場合がございます。
また、長財布等でファスナーを2個以上使用しているモデルの場合は、使用頻度によりますが、使用が可能なファスナーに統一させて頂く場合がございます。
YKKファスナー
※店頭、オンラインストアの在庫分に限りLAMPOファスナーになる場合がございます。
名入れ刻印について
グラフィックデザイナーのルシアン・バンハードが、 1929年頃に発表したBERNHARD GOTHICを当時の機械を使用し、 当時の版を使って、世界に一つの商品が完成出来る様、 ずっと探していたビンテージ刻印機導入いたしました! ビンテージ刻印機での仕上がりは、現代のレーザー刻印機には真似出来ない本物。
書 体:BERNHARD GOTHIC サイズ:(H)3~4㎜ 文字数:20文字まで 種 類:(A〜Z)の大文字 (.)ドットとスペース ※数字はありません。